GODZILLAを観た

面白かった。

いや、いい、実にいい!
ハリウッド新ゴジラ。
満足。
細かい事言えばいくらでも言えるけど、でも、満足。

なんつーか、こう、食欲、性欲、睡眠欲を3代欲求とか言うが、個人的には4つ目の欲求として「ゴジラ欲」というのがある。俺の場合、大抵一年に一回、例年だと大体正月の夜中辺りに沸々とその欲求が鎌首をもたげ、とにかくゴジラを観ないと収まりがつかない精神状態になったりするのである。
で、まあその時の気分で昔のゴジラのDVDを引っ張り出し、毎晩のように観ていると、数日してスーっと落ち着き、また日常に回帰できるという訳なのである。
映画を鑑賞してるとか言うのとはちょっと違うのである。ただそこにゴジラが映ってればいいのだ。皿洗いなんかしながらひょいとテレビの方に顔を向けるとゴジラが歩いたり吠えたりビルを壊したりしていてくれればいいという、そういう状態なのである。
その時の作品の選択と言うのは、だから映画の出来不出来はどうでもよくて、どういう顔したゴジラが観たいかでチョイスする。例えば「ゴジラ対ガイガン」というとてもじゃないが大の大人が素面で見る映画じゃないような映画でも、観たくなったりする時があるのだ。ゴジラとジャガーでパンチパンチパンチ!

で、今度のゴジラである。
ハリウッド製ゴジラと言えばローランド・エメリッヒがかつてやらかしたろくでもないガッカリ映画があった。
ゴジラと称する怪物は出て来るんだが、なんだか顎のでかい不細工なティラノサウルスもどきでしかなくて、しかも卵いっぱい産んだりして、え?メスなの?みたいなガッカリポイントもあり、さらにそこから出て来る子ゴジラたちはベロキラプトルもどきでますますガッカリみたいな、ともかくジュラシックパークのバッタもんでしかないガッカリ映画であった。
何が辛いって観ても全然ゴジラ欲が満たされないんである。

そんな前科があるもんだから今回のゴジラは実は観る前は「さて、どうしたもんかな」という感じでやや引き気味に構えていて、公開始まったらすぐ行くぞと言うような盛り上がりは実は自分の中になかったのである。
ところがなんか公開が始まるといい評判が耳に入って来て、アメリカの方では早くも続編の製作が決定したりなんかして、しかも続編にはキングギドラ、ラドン、モスラが出るぞ、なんて言う話が流れて来たりなんかして、そこまで来て急激にゴジラ欲が盛り上がって来た俺は、欲求に突き動かされるままに映画館へ足を運んだのであった。

観たかったモノが、まさに観たかった姿が大スクリーンの中に屹立していた。

いやー、満たされた満たされた。
ありがたいありがたい。
満足。

前半は焦らすんですよ。焦らし過ぎなんじゃないかなと思うほど焦らす。
なかなか姿を現さない。部分的には見えるんですよ。もうそれは始まった瞬間からタイトル出るより早く、背中とか見える。
チラリズムである。
でも全貌は見せない。
出た!
と思うと場面変わったりする。変わった先にあるテレビモニターの中に、わずかに映ってたりする。
焦らしまくる。
しびれを切らすほど、文句言いたくなるほど、「おい、もういいだろ」と思ってもそこから更に焦らす。
劇中ではすでに現れている段階になっても、なかなか画面に現れない。ところどころ、切れ切れにしか見せない。
フェザータッチである。
ありとあらゆるテクニックを駆使してこちらの欲求を最大限肥大化させる。
そしてついに姿を現すと、そこからはもうあられもなく全てをさらけ出してくる。
全身を使ってこれでもかと責めまくって、そのままフィニッシュ。
ハードコアである。
途中あれほど不満を感じていたのに、終わってみれば満足しか残ってない。
思うままにに翻弄されて、掌の上で転がされて、それでいて満足しきっていると言うだらしなさである。
スレイブである。

何か違う話題のように感じるかもしれないが、これはあくまで映画の話である。

とにかく満足した。
俺のゴジラ欲は満たされた。
見事に満たされた。
しかし、

正直なところ、満たされたが故に更に欲求が募っていたりする。
次、楽しみだなあ。
つーかそれ以前に、これのDVDとか買っちゃうんだろうなあ……
ああ、俺って、ゴジラ好きなんだなあ……
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# by w-edge-t | 2014-08-19 22:05 | 日々の暮らしで考えた

兵庫県議があらわれた!

いやもう実際には、「こんらんした」のちに「さっていった」という段階ですが。
野々村竜太郎、兵庫県議。……今や「元県議」なのか?
号泣会見で話題をさらった後、よっぽどマスコミのオモチャにされたのが精神的に参ったのか、一切顔を出さなくなってしまった。

無論、問題の本質はおそらく政務活動費の不正疑惑……、いや十中八九疑惑じゃないだろうが。
ま、ぶっちゃけ詐欺であろう。
その点に関しては同情の余地はなし、ガンガン追及して頂きたいところではあるが、とはいえそれを伝えるニュースは事件の本質に迫るより会見の面白さの方に心奪われていて、「コレ泣き顔を流したいだけだろ」という不謹慎さは否めない。
もちろん、受け手であるこちらも不謹慎にその無様さを見て笑ってる訳で、構図としては大義名分の美名に隠れたイジメだわな、という気がしないでもない。

こちらも正直、そんな下衆な人間の一人であり、正直な心の内をいえば「参ったな」というのが本音である。
2014年に、記者会見をテーマに芝居を作って、野々村県議のネタを入れられなかったという事に関して残念だなという思いがある。
いや、まさか、佐村河内氏よりインパクトのある記者会見が、こんなに短期間のうちに現れるとは思わなかった。
今すぐリメイクしたいような思いにさえとらわれる。
ま、下衆な話ではある。

しかし、もしかするとまだまだものすごいのが出て来る可能性はある。
何せ野々村氏の一件で(正確には恐らくその前のセクハラ都議の一件との合わせ技で)、世間は、「地方議会には色々と叩けばホコリの出る連中がいるに違いない。そしてホコリが出るような立場ならいくら叩いても大丈夫だぞ」と目を付けてるっぽい感じがするからだ。

早速、青森の方で市議が20人中15人逮捕と言う大ネタが来た。
いきなり逮捕までいっちゃったので記者会見はないかもしれないが、例えば以前の別件の会見の様子なんかを引っ張り出してテレビにかけたりは今後あるかもしれない。

そんなこんな考えていると、まあこのネタを引っ張っても仕方ないわな、と思ったりもする。
これ以上下衆になっても仕方ないじゃないか。なんて。
という訳で他のネタを探す日々である。
もう一本くらい、年内に芝居をやりたいと思っている。
いずれにせよ、現代、今この時をテーマにしつつ、普遍性を持った舞台を作りたい。
そう、いつも思っている。
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# by w-edge-t | 2014-07-18 11:56 | 日々の暮らしで考えた

「ただいま会見中」終了

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終わった今だから正直に言うけれど、率直な話、本書いてる時は不安でしようがなかった。
「これ、ホントに面白いのか?」「大丈夫か、俺?」そんな思いばかりが浮かんでいた。
それでもあらかじめ決めた日程が近づく中、逃げる訳にもいかず「現時点でできるベター」と開き直ってその本で稽古を始めた。
そんな状況でわずかな道しるべの明かりだったのは「イヤこれ久々に面白いね」という相棒田辺の一読した感想だった。
半信半疑ながらも「相方がノってくれるならこのまま進もう」「自分を信じられなくても相方を信じよう」とそのまま突っ走った。

正しかったのは相方だった。
ご来場頂いた多くの方からお褒めの言葉を頂戴し、特に以前からダブルエッジを知る方からは「近年の中では一番面白い」との評価を頂いた。

ここ1年ちょっとの間、自信をなくしていた。
大きな仕事のチャンスが浮かんでは消え、モノにできない日々に「俺はここまでかな」と思ったりもした。

自分で面白いと思ってる物を書くなんて欺瞞なのかもしれない。
誰かのために精一杯おもてなし。
それでダメなら次また頑張れ。
評価するのは自分じゃない。
多分それだけの話だ。

無論、自分一人の力ではない。
相方、田辺の力もあり、
ゲストのこばやしあきこ氏という素晴らしい原石との出会いもあり。
そのありがたい奇跡のような化学反応により出来上がった芝居。
「ただいま会見中」
千秋楽の休憩時間に撮った写真に写る、
楽しそうにアホ面下げてポーズをとる二人の姿が何より雄弁にこの芝居の満足感を語っている。

やってよかった。
これのお陰でこの先もう少し頑張れそう。

胸を張って今こそ言おう。
ご来場頂いた皆様、ありがとうございました。
次回の公演をどうぞお楽しみに
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# by w-edge-t | 2014-05-24 01:39 | 芝居の現場で考えた

いよいよ来週!「ただいま会見中」

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このご時世に「会見」ですから、無論こんな事もする訳です。
前のエントリの写真と比べてもらうとより味わい深いのではないかと。

あくまで「こんな事もする」だけで、全体はオリジナルのお話のあるお芝居です。
記者会見に臨むデザイナーとそれを取材する記者のお話です。
ただ今急ピッチで稽古中です。
興味を持たれたら是非、足をお運び下さい。
お待ちしてまっす!

※ご来場の日時がわかりましたら、ご予約頂けると助かります。
代表者のお名前と人数、ご来場の日時を明記の上、
naoki-takayama@mail.bbexcite.jp
まで、お願いします。
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# by w-edge-t | 2014-05-15 09:40 | 芝居の現場で考えた

ダブルエッジ2014春公演「ただいま会見中」

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「ただいま会見中」稽古始まりました。
写真は田辺と、ゲストの女優、こばやしあきこさんです。
今回の作品は、最近気になる「記者会見」をテーマに、会見する側と取材する側の男女による、恋愛コメディの二人芝居です。
恐らく上演時間は1時間程度になる予定。
面白く、そして現代を感じさせる作品目指して取り組んでおります。
皆様のご来場をお待ちしております。

※ご来場の日時がわかりましたら、ご予約頂けると助かります。
代表者のお名前と人数、ご来場の日時を明記の上、
naoki-takayama@mail.bbexcite.jp
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# by w-edge-t | 2014-05-07 21:36 | 芝居の現場で考えた


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高山なおき プロフィール

ダブルエッジ 作家
1969年7月6日生まれ

主な作品
○映画
「娘道成寺~蛇炎の恋~」(高山由紀子と共同)

○演劇
「ダブルエッジの忠臣蔵!」
「輪廻くん」
「天気待ち~waiting for the sun~」(奈良橋陽子と共同)  他

○ラジオドラマシナリオ
NHK-FM「魔法の王国売ります!」他

○テレビドラマシナリオ
NHK「ゴーストフレンズ」 他

○ゲームシナリオ
東芝EMI「ずっといっしょ」

○小説
ZEST「ずっといっしょ~秘密の星空~」

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