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三ヶ月連続公演開催!

なんかもうギリギリの発表で困ったもんだ。
ともかくダブルエッジの次回公演が決まったのである。
タイトルは「ちかごろ気になることがある」。
実はこれ、単独の作品ではなくてシリーズタイトルである。
7月8月9月と三ヶ月連続で新作三作品を公演する、その全体タイトルなのである。

会場は三回とも青果鹿スタジオ。
vol.1は7月28日(土)14時と19時の全2ステージ。

そのチラシがこちら。
a0206068_11455134.jpg

一見ふざけたチラシだが、我々は本気である。
本気でふざけるつもりである。
実際問題、内容は現時点で何も決まってない。

どう言うことかというと、実は今回のシリーズ公演、「時事ネタを折り込んで1ヶ月で作り上げる舞台」と言うのがテーマなのである。
これからの一ヶ月で、世間と稽古場を往復しながら、まさに「今」感じていることを皆で持ち寄ってそれを舞台上で表現しよう、組み立てて一つの物語にしてみよう、と言う目論みの舞台である。

要するにタイトル通りの内容なのである。
「ちかごろ気になること」を集めて混ぜて舞台化する。
それを三ヶ月連続で発表していこうという企画なのである。

ふざけてるといえばこれほどふざけた話もない。
しかしその一方、緊張感は半端じゃないのも事実である。
準備が少ないから楽かと言ったら全然そんな事はない。

数限りない稽古を積み重ねた、汗と涙の染み込んだ舞台、と言うのも悪くない、しかし今回我々はその逆を行く。
表面上はたいした時間をかけない。汗と涙も見た目には流れない。しかし脳みそをふり絞って、アイディアと工夫を凝らした舞台を作り上げたいと思っている。

どんなものが出来上がるか、乞うご期待。
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by w-edge-t | 2012-06-17 11:55 | ちかごろ気になることがある

映画「ロボット」完全版を観る

実は先週見に行く予定だったのである。
そのつもりで調べてたら「翌週から完全版の上映が決定」とあったので急遽キャンセル、満を持して完全版を観て来たのである。
ご存知だろうか、「ロボット」?
インド映画である。「なんかとんでもない映画がある」とちょっと前から一部ネットで話題になってた映画だった。その時からいつか観たいと思っていたが、このたび日本で公開され、ようやく観たという次第である。

インド映画はかつて「ムトゥ 踊るマハラジャ」がブームになった時何本か観た。どれもこれもムチャクチャ面白かった。
たっぷり3時間はある上映時間を使って、笑いあり涙ありダンスありアクションあり、物語だって恋に因縁に復讐にと、全部入りのてんこもりな、内容をギッシリ詰め込んで猛スピードで展開するそれは、文化が違うと言うか、我々の知っている映画とはまたずいぶん違う方向に進化した映画もあるもんだという感じで、そのカルチャーショックも含めてとても面白く、楽しく、興味深い体験であった。
そんな頃から10年以上ぶりの新作は、当時と同じスーパースターラジニ主演の大怪作であった。
マー面白かった。
インド伝統のたっぷりてんこもりの超コッテコテでありながら、CGをふんだんに使って、最新ハリウッドアクション映画に劣らない極めて現代的な絵作り、主役のラジニが博士役とロボット役の2役を演じ……、いや、2役どころかロボットは複数いるからそれ全部がラジニ、クライマックスのアクションシーンなんか画面埋め尽くす勢いで全てがラジニというとんでもないアイディアとそれを実行に移しちゃう凄さ。
歌もダンスもインパクト抜群だし、蚊と話し合う想像を絶するぶっ飛んだ展開、泣きながら走って逃げる少女がバスにぶつかって即死する場面をCG合成でもろに撮っちゃう日本人には理解出来ない感性など、全てが並外れていて、俺たちの常識など所詮狭い世界の話であって、世界は広いよなと改めて思わせられる内容である。
無論素晴らしい素晴らしいったって全てが無条件で素晴らしい訳ではない。というかむしろ突っ込みどころだらけともいえる。しかしそれも含めて面白いのだから、もういいじゃないかと言う感じである。恐らく制作者側も、別段笑われる事を恐れていないように思える。
上述の蚊との話し合いのシーンなんてまさにそうだ。ヒロインの血を吸った蚊を追いかけて川べりに行くと雲霞のごとく蚊がいて、その中から先程の蚊を特定するというシチュエーションなのだが、その方法が「蚊語」で話しかけるという驚くべき展開なのである。蚊をCGで1匹づつリアルに描き、それがモゴモゴと口を辺りを動かすと人間後に翻訳されて流れるのである。
なんかもう想像を越えている。笑っちゃうし、心の中では「そりゃねーだろ」と突っ込んでいるのだけれど、かといってバカにする気持ちはないのである。そこまでやりきってしまっている事に呆れつつも驚き、ただ呆然とするばかりなのである。

人はあまりに並外れたものを観るとただただ笑ってしまうけれど、観賞後の俺はまさにその心境であった。
全ての場面が並外れていると言って過言でなく、あんまり並外れて過ぎて前半の凄い場面なんて見終わった時にはもう忘れてそうな勢いである。
まとめると観たばかりの映画の内容も思い出せずその割には満足げに薄笑いを浮かべているという大変まずい状態な訳だが、他人から見てどうかはさておき本人は大変幸せな心持ちなので問題ない。

しかしまあともかく一本の映画に全てを詰め込んで徹底的に観客にサービスしようとするそのインド映画の精神には素直に脱帽するばかりである。何かこう素朴な映画に対する愛にあふれているような気がする。結局の所、観賞後に素晴らしく幸福な後味を感じるのは、映画の背後から透けて見える、関係者の愛情のためかもしれない。その愛情の深さは羨ましくもあり、また見習わねばと感じたりもするのであった。
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by w-edge-t | 2012-06-04 12:17 | 日々の暮らしで考えた


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高山なおき プロフィール

ダブルエッジ 作家
1969年7月6日生まれ

主な作品
○映画
「娘道成寺~蛇炎の恋~」(高山由紀子と共同)

○演劇
「ダブルエッジの忠臣蔵!」
「輪廻くん」
「天気待ち~waiting for the sun~」(奈良橋陽子と共同)  他

○ラジオドラマシナリオ
NHK-FM「魔法の王国売ります!」他

○テレビドラマシナリオ
NHK「ゴーストフレンズ」 他

○ゲームシナリオ
東芝EMI「ずっといっしょ」

○小説
ZEST「ずっといっしょ~秘密の星空~」

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