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ストロベリーマンを見て

先日、田辺からの告知を載せた客演作品、ミノタケプランさんの「ストロベリーマン」。俺も見せてもらった。
面白かった。
以上。

……ではあまりに味気ないので色々蛇足を書く。
しかしよその劇団の芝居についてあれこれ書くと言うのは難しいのだ。
いや、何も知り合いだから言葉遣いに気を使うとか、そんな話ではない。

ミノタケさんは、田辺の客演を通じて交流がある劇団である。
毎回、丁寧な作風で感心させられる。今回も実に隙のない作品であった。
作家と役者各一人づつの団体という所もうちと同じで親近感がある。
しかしそっから先は全然違う方向性で、出来上がりの芝居のスタイルも、扱うモチーフやテーマも大きく違う。
無論、それぞれ違う事考えているから違う団体なんであって、そこを揃える必要もない。
むしろ違うからこそ、田辺にも普段うちではやらないような役の話を頂けるのであって、それは感謝である。

違ってていいのだが、違うこと自体は事実だ。
そして俺は、自分の方向性が正しいと信じて日々研鑽しているのであって、他の方向性については語る言葉を持たない。評論家じゃないので、自分の考えを語る事には努力もするが、他人の考えについて論評する言葉はあんまりないのだ。
いきおい、よその芝居についての感想は、方向性に触れない範囲で語る事になる。すると残るのは技術論のみになる。
でもそれって正しいのだろうか?と思ったりする。芝居を技術だけで語ってどうする?自分の作品が技術論だけで語られてて、内容やテーマについて触れられてなかったら、「ああ、伝わらなかった、失敗だ」としか思わないだろう。
かといって他の劇団が抱えるテーマを、自分たちが抱くテーマと違うと言う理由でぶった斬るというのもおかしいと思う。違って当たり前なんだし。
テーマはこう、内容はこう、技術的にはこう、などと、きちんとした視座を持って語るほどに第三者的な距離感で芝居を語る言葉を醸造もしていない。だって評論家じゃないんだもん。

つまんないものはつまんないとわかる。ただ、わざわざ喧嘩をふっかけて歩く趣味もないので、基本的には口をつぐむ。
面白いものには素直に面白いと言いたい。それは声を大にして言いたい。でも「面白い」以上の表現を第三者に伝えるのは難しい。そういう言葉の使い方についてあまり研鑽を積んでないから。

そんな、今現在の自分の状況を表明した上で、俺にできる範囲の感想を書く。

ストロベリーマン、面白かった。俺には絶対書けない本だと思った。
以上。
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by w-edge-t | 2013-04-30 09:43 | 日々の暮らしで考えた

新し懐かしい新番組たち

もう何年も、「毎週欠かさずこの番組を見るぞ!」というようなテレビ番組はなかった。
別段テレビを見てない訳じゃない。
バラエティなんかでお気に入りはある。だが「欠かさず」見てるかと言うと違ったりする。何もなければほぼ毎週見るが、用事があれば見ないし別に見逃した事を気にしたりもしない程度だ。
またスポーツの試合なんかも、まあそれなりに見ていたりはする。けどこれも全てを欠かさず、というほど特定のチームに肩入れはしていなかったりする。

「欠かさず」というノリにならないのは理由があって、要するに連続モノのドラマなんかをあまり見てないからであろう。

で、そんな俺が、この春の新番組でいきなり2つも、「これは欠かさず見よう」と思って見ている番組がある。
実際もうそれぞれ3話ほど放送があったが今の所欠かさず見ている。
ぶっちゃけ、2番組ともアニメである。
もともと原作が好きで、今回アニメが始まるので楽しみに見始め、満足してそのまま視聴を続けているのである。

一つは「宇宙戦艦ヤマト2199」である。
ヤマトだもの、見ない訳いかない。
元々のヤマトと言えば、それはもうなんと言うか、相当深い所に刻み込まれた、ルーツともいうべき作品である。影響を受けたとかそんなレベルではない。自身の基礎を作っている土台の一部という感じである。
あの一番最初のヤマトの、なんと面白かった事か。テレビシリーズも、映画版も、一体何度見たかもわからない。続編の劇場版も公開の度に胸躍らせて劇場に足を運んだが、なんと言っても一作目のテレビシリーズ。これに勝るものはなかった。
海は干上がり真っ赤に汚染された滅亡寸前の地球、降り注ぐ遊星爆弾、赤錆びた瓦礫が崩れ中から現れる未来的な宇宙戦艦、「地球の滅亡まであと**日」という毎回の煽り、グニャグニャと歪みながら超長距離を移動するワープ、有無をいわさぬ威力を感じさせる波動砲、異星の超科学を感じさせるコスモクリーナー、遥かな宇宙のロマンをかき立てるマゼラン星雲という目的地、相容れぬ異文化を感じさせるガミラス帝国、七色星団という宇宙の神秘とそこで繰り広げられる手に汗握る大決戦、滅び行くガミラス母星の物悲しくも醜悪な姿と清らかなイスカンダルで構成された目的地設定の妙……
たった一つの作品とは思えぬ程の見所のつまりっぷりである。今振り返っても実によくできてると思うし、またちょっと振り返っただけでこれだけスラスラ出てくるほど体に刻み込まれてる事に我ながら驚いたりする。
ただし、全てが手放しで素晴らしいかと言えば、やはり今の目で見た時には辛い部分も多々あって、その最たるものは絵であろう。
さすがに古いアニメであり、今見るとそれはそれはもう見てられないほど絵がガッタガタである。
先ほどグニャグニャ歪むワープと書いたが、ワープの場面じゃなくても年がら年中グニャグニャなんである。
それが今回のリメイクである。戦艦なんかの描写はCGモデルのようである。当然、全くグニャグニャしないのである。それだけで充分有り難いのである。
ま、全体的にやけに女性乗組員が増えてるなあとか、気に入らない点がない訳ではないが、大筋は変わってないのでこの際目をつぶろう、グニャグニャしないヤマトがイスカンダルまで行くと言う時点でこっちは満足である。

そしてもう一つ、欠かさず見ているアニメがBS11で放送中の「ぼくはおうさま」である。
こちらは名作児童文学のアニメ化である。
「どこのおうちにも こんなおうさまが ひとり いるんですって」という巻頭に掲げられた名文が全てを表す、子供のような王様が繰り広げるナンセンスな物語の連作シリーズである。
これまた原作が大好きだったんである。はるか昔、子供の頃、同じ本を何度も何度も繰り返し読んだものである。
現在は多分10冊を越える大シリーズだと思うが、俺が子供のころはまだほんの数冊しかなかった。その数冊のエピソードを、何度も何度も繰り返し、飽きもせずに読み返したものである。
児童文学の大名作の一つだと信じている、おうさまシリーズがついにアニメ化である。期待と不安が入り交じりつつ、その放送を楽しみにしていたのである。
そして実際に出来上がったものはと言えば、これは素晴らしい出来であった。
原作の挿絵そのままの雰囲気を保った絵にあわせて、原作の文章をそのままナレーションで読み上げる方式だったのである。
まるで絵本を読み聞かせてもらっているがごとき気分にさせてくれるそのスタイルは、例えば見就学児童とその親が一緒に見るのに最適な形であろう。それはこの作品のアニメ化としては最良の形なのではあるまいか。
俺自身、見ている間、実に見事に「おうさま」の世界に浸らせてもらっていて、大満足なのである。

かくしてこの春、お気に入りの番組が二つできた訳だが、共通しているのはノスタルジーを刺激されているという事であろうか。
俺もそういう年になったという事なのか?
或いは、アニメーションの作り手たちが過去の名作に対してその価値の根幹をきちんと理解した作品作りをしているという事であろうか。
スタッフの皆さんに敬意を表しつつ、今後も楽しんでいきたいと思うのである。
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by w-edge-t | 2013-04-23 11:02 | 日々の暮らしで考えた

<告知>田辺日太出演作品「ストロベリーマン」

こんにちは。演劇ユニット「ダブルエッジ」の役者の方、田辺日太です。
たまにこちらのブログでも、写真などで登場しております
告知をさせてください。

私が客演する舞台、ミノタケプラン「ストロベリーマン」が一週間後に始まります。

イチゴ農園を営む家族を背景にした、ビターな味わいの物語です。
私は、そのイチゴ農家の親方を演じます。

お時間ございましたら、是非足をお運びください。
ご来場お待ちしております。
田辺日太
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ミノタケプラン第12回公演「ストロベリーマン」

4月23日~29日@下北沢「劇」小劇場

もう春なんだと騙されて、ハウスのイチゴは真冬に実る…甘い嘘と酸っぱい真実が交差するイチゴ農家の従業員宿舎で、泣く者寝る者笑う者!

作演出
石井信之

出演
たむらもとこ
橘ゆかり
田辺日太(演劇ユニット「ダブルエッジ」)
わかばやしめぐみ(劇団おぼんろ)
中山朋文(theater045syndicate)
前川正行
太田直人
勝也
岡野真以

タイムテーブル
4月
23日(火)19:30
24日(水)19:30
25日(木)14:00 19:30
26日(金)19:30
27日(土)13:00 18:00
28日(日)13:00 18:00
29日(月祝)15:00
      (全10回公演)
チケット料金
全席自由・日時指定
前売4000円
当日4300円

お問い合わせ
ミノタケプラン
info@minotakeplan.com
03ー3324ー2130(FAX対応)

http://www.minotakeplan.com/
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by w-edge-t | 2013-04-15 22:37 | 田辺からの伝言

ダブルエッジにもIT化の波が!

うちの相方、田辺はもうそりゃ筋金入りのアナログ人間である。
コンピュータ方面には相当に疎い。
そんな田辺がついに先日、ipadを買った。
世間一般にはどうと言う事もないだろうが、ダブルエッジ的にはそらもうすごい事である。
どおりでここんとこ強風だったり異常気象が続く訳だと納得するほど驚きの事態である。
世間でIT化の波が押し寄せてどうとかと言ってるが、ついにここまで来たかと感慨ひとしおである。
そういや、(と繋ぐのも乱暴だが)インターネット選挙の解禁なんて話も世間では議論されてるようで、ITも一部の人の物ではなくて誰もが使う時代になったのだなあと思う。

そうすると誰もがITに詳しくなるのかと言うと多分そうではなくて、誰もが使えるようにITの方が敷居を下げてくる事になるだろう。
今までネット使ってた人にとっての当たり前、例えば実名とネット上のハンドルネームは別物で、それぞれ別の人格のごとく振る舞って、情報もなるべく紐付けないようにして、ネットの世界と現実世界は別の物、仮にネットのせいで現実に不便を被ってもそれは自己責任、恐ろしい面もあるが上手に使えば大変便利……、という常識はきっと無くなっていくんじゃないか。
アングラ的な部分は刈り取られ、舗装されて誰もが安全に使えるように整備されていき、その代わりに魅力は大きく減じられる、そんな将来像が現実味を帯びてきたなあと思うのである。

かつてネットを使うという事は身体性の拡大であり、人間の意識に大きな変化をもたらすであろう、みたいな事が大真面目に語られたりした時もあったけれど、現実はまあそんな大事にはなってないように見える。大多数の一般人が今まで通りの意識で使える所まで噛み砕かれた物だけが普及して、本当に面白かった部分は削ぎ落とされる。

実際のところ、田辺の意識が拡大してるようには見えないのである。
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by w-edge-t | 2013-04-08 14:21 | 日々の暮らしで考えた

非常に雑記

実は昨日、更新しようと思ったのである。
先週は色々あって更新できなかったので、今週からまたちゃんと更新していかないとな、などと思っていたのである。
んで、ふと思い出した。四月一日じゃん。エイプリルフールじゃん、今日書くなら嘘書かなきゃまずいじゃん。
いやそりゃ嘘書かなきゃいけない決まりがある訳じゃないが、とはいえ普通の記事を上げるのは躊躇しちゃうのである。
何もこの日になあ、とか思って、んでなんか気の利いた嘘でもないかな、とか考えるんだが何も出てこず、結局その日が過ぎるのを待って更新するハメになっているのであった。
ちょっと情けないのである。

情けないついでに更新が滞った理由を記せば、色々バタバタしたから、という事になる。
親戚に不幸が重なったりした。親戚は、別段普段から顔会わせてない相手でも、この先二度と会えないとなると寂しいもんである。
後悔先に立たず。
かといって用事もなしに会いに行く訳にいかない距離感だったりもするし、その辺は悩ましい。仕方ないと言えばそれまでだが、割り切れるものでもない。

それとは別に実家の松の木の植え替えというのもあった。
これはまた大変大掛かりな話で、松の木が傾いて隣家の敷地にかかっちゃったので、これを回して向きを変えようという話である。
なんたってこの松が電線より高いようなデカイ松なのである。これを掘り起こして90度ばかり回すという話である。
そう言ったってすぐ回せるもんじゃない。何たって根が張ってる。じゃあ根っこを切ればいいかと言うと、ただ切ったら今度は木が死んでしまう。そこであらかじめ冬のうちに遠くまで張った根を切って、皮を剥いて、木の周囲の近い所の根っこが密度が高くなるように育てておくのだ。これを『根回し』というのだそうだ。つまり「へっへっへ、ついてはお奉行さま、例の件はなにとぞよしなに……」という「根回し」の語源である。
去年の冬に根回しを仕込んで、そしてついに先週、実際に木を回したのである。
普通の家にやってくるにはでかすぎるクレーン車が庭に入り込み、電線より高い松の木を丸ごと吊り上げて、ロープかけて人間が引っ張ってエイヤッと回したのである。
その瞬間はもうリアルロード・オブ・ザ・リングとでも言いたくなる光景で、まさに「歩く樹木」という感じだった。ちょっと見られない光景であった。

そんな訳で色々雑事にかまけて時の過ぎたここんとこであったが、今週はいよいよダブルエッジも今年の公演に向けて準備に入ろうかと言う時期にさしかかってきたので色々動きが出てくるであろう。
日々の様々な経験が舞台に生きれば何よりだが、……まあ、木を回す場面は予算の関係上やりたくても無理だわな(笑)
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by w-edge-t | 2013-04-02 00:23 | 日々の暮らしで考えた


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高山なおき プロフィール

ダブルエッジ 作家
1969年7月6日生まれ

主な作品
○映画
「娘道成寺~蛇炎の恋~」(高山由紀子と共同)

○演劇
「ダブルエッジの忠臣蔵!」
「輪廻くん」
「天気待ち~waiting for the sun~」(奈良橋陽子と共同)  他

○ラジオドラマシナリオ
NHK-FM「魔法の王国売ります!」他

○テレビドラマシナリオ
NHK「ゴーストフレンズ」 他

○ゲームシナリオ
東芝EMI「ずっといっしょ」

○小説
ZEST「ずっといっしょ~秘密の星空~」

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