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ただいま執筆中、ですが……

ダメだ。
なんつーかダメ。

なんだろう、その、……オリジナルの新作を書いているのですよ。
全く新しいヤツを。
誰の真似でもない、オリジナルなヤツを書く訳ですよ。
俺の本なんだから、俺の好きに書けばいいんですよ。
でも、
それじゃダメなんだな。
全然ダメ。

新作の、新しい、オリジナルの、どこにもない作品を一つ作り上げようとする訳ですわね。
作り上げようとしてるのは俺なんだけれども、出来上がるのは俺とは切り離された一つの本。
俺とは関係なくそこに存在する一つの物語として完成する筈の物であって、それを俺が俺の自由にしていい訳はない。
その本がその本として完成するための正解はきっとある。俺の仕事はその正解を見つけ出して記録していく事だろうと思う。
好きに書いてるうちはまだ考えが足りてないんだよきっと。
好きも嫌いもない正解を積み重ねていかなきゃいかんのだよ。
あらゆる可能性を考慮して、あらゆる間違いを排除して、最後に残った正解だけを積み重ねていくのだよ。
そうしなきゃ納得のいく本なんぞできあがらない。納得できなきゃとても人様に見せられない。

わかっとるのかね、俺?

んまあさあ、愚痴の一つも言いたい状況がなくはない。
こんな時に限って色々やんなきゃならん雑事が押し寄せてきたりするんだ。
でもま、やるしかない。いいわけしても仕方ない。
いいわけしたって正解しなくていい事にはならない。相変わらず、きっとどこかに正解はある。
時間があろうがなかろうが、集中できようができなかろうが、正解を見つける事しか俺のやるべき事はない。
くじけるな、やり直しを恐れるな。まだ時間はある。

頑張れ、俺。
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by w-edge-t | 2013-05-30 22:30 | 芝居の現場で考えた

いよいよと言うか、ようやくと言うべきか

さて、
いよいよと言うか、ようやくと言うべきか、
今年のダブルエッジ本公演の日程が決まった。
このブログ右上に掲載したように、8月2、3、4日である。
会場はいつもお世話になっている明大前の「キッド・アイラック・アート・ホール」さんに今回もお世話になる事となった。
現在、俺が企画書を書き田辺の了承を得て、いよいよ台本の執筆にかかったところである。
ダブルエッジの原点とも言うべき、ワンシチュエーション、少人数、それでいてドラマチックな作品、そんなものを目指して作っていきたいと思っている。
タイトル、ゲスト出演の役者さん、タイムテーブル等はまた改めて発表させて頂きたいと思う。
全力でかかるのでどうかご期待頂きたい。

閑話休題。

最近知ったのだが、「エンダーのゲーム」が映画化するそうな。
予告などがネットに流れてて知った。
「エンダーのゲーム」ご存知だろうか?
1985年ヒューゴー賞、1986年ネビュラ賞を取った傑作SF小説である。
人気があり続編も多数存在する。とりわけ直接の続編となる「死者の代弁者」はなんとエンダーのゲームの翌年に、ヒューゴー、ネビュラ両賞を獲得した大傑作だったりする。
シリーズ物が連続してこれらの賞を取ると言うのは他に類を見ない出来事だったりするのである。
それほど、SF界では抜きん出た傑作なのである。
SF好きの俺としては当時夢中になって読んだものであった。

それが、いよいよと言うべきか、ようやくと言うべきか、今年なって映画化すると言う。
正直、期待半分、不安半分な感じだったりするのである。
さて、とりあえず、久しぶりに原作に目を通してみようかしら?
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by w-edge-t | 2013-05-21 22:07 | 日々の暮らしで考えた

二度見させるパワーを持った「それ」

「二度見」と言う表現は今や結構メジャーなのか。
試しにグーグルで検索したら余裕で100万以上引っかかった。

「あり得ない事があまりにも自然に存在する状況に対するリアクション」
とでも説明すれば良いのだろうか?説明した気でかえってややこしくなるパターンにはまってるか?

ベタな演技の代表格のように言われる表現である。
例えば、死んだと思っていた父が帰ってきて、家族に交じって普通に談笑していると、そこに通りかかった主人公が家族に声をかけ行き過ぎようとしてから何か違和感に気付き、もう一度見て改めて父親を見てビックリ……、てな使い方であろうか。
或いは驚く対象が人間でない場合なんかにも使われる。壊したと思っていた壷が元に戻ってるとか、そんな場面で「二度見」をする。

望外の驚きを表現する演技のパターンなのである。「ビックリ」と言う表現の変形、極端に驚いている様であり、コメディ的要素もある。敢えてわざとらしくやる場合もあるし、うっかりわざとらしくなっちゃう場合もある。

うちの相方、田辺がこれの名手である。酒の席なんかでもリクエストに応じて様々な「二度見」をやってくれて盛り上がったりする事もしばしばである。

いずれにせよある種の誇張表現であり、普通現実ではやらない。現実にない動きなので「ベタな演技」と思われるのであろう。

……と思ってたら、先日、現実にやってしまった。
それも、誰も見てない所で。

その現場は深夜の実家であった。普段はあまり覗かない部屋が、その日たまたま襖が開いていて、廊下を通りかかった俺は室内が見えたのである。
元々その部屋がどんなレイアウトだったかとか、どんな家具が置いてあるかとか、そんな事こっちはいちいち覚えていないので、何があろうと別に気にせず、部屋の前を通り過ぎたのである。
その時目の端には、室内にある「あるもの」が映った。
それはよく見知った形の物であった。
しかし、以前それを見た場所はここではなかった。
以前にそれを見たのはどこだったろうか?そうだ、テレビの中だ。テレビで見た物がここにあるのだ。そんなバカな!何かの見間違いではないか?本当にそれだろうか?
そして俺は、ひと気のない深夜の実家の廊下で、二度見をするハメになったのであった。

確かにそこにあったのはそれであった。
印象深くテレビに登場していたアレであった。
それは……

「レッグマジックX」であった。
母よ、通販にハマり過ぎだ……
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by w-edge-t | 2013-05-14 09:26 | 日々の暮らしで考えた

「迷宮の女王」のこと

ダブルエッジの旗揚げは1998年であった。今からもう15年も前である。
前年、「才能の巣」でもって田辺と一緒に芝居をやった後、「一人芝居じゃ限界があるが、ゲストを呼んで二人程度の芝居を作っていけば、バラエティ感も出るし続けていけるんじゃないか?」と思いつき、田辺と二人で話し合って、「演劇ユニットダブルエッジ」としてやっていこうと合意するのである。
旗揚げは秋、9月だった。

ちなみに旗揚げ第2弾も同じ年、11月である。
中二ヶ月。ムチャクチャな進行である。これは旗揚げというからにはなんか派手な事を、と考えて、2作品連続公演!と打ち上げたのであった。
実際には旗揚げの準備中はとても二本目の準備をする余裕などなく、その後の2ヶ月ははなはだ大変な目にあうのだが、それはまた別の話。

そもそもこの公演自体の準備も相当大変であった。
旗揚げはアトリエ公演であった。というか、当初ダブルエッジはアトリエ公演を主体としてやって行こうというコンセプトだった。俺の実家の方にたまたま使えるスペースがあり、そこを有効活用していこうというテーマがあったのである。
で、この時は旗揚げなので公演の準備と共にアトリエをお客様にお招きできるレベルにしつらえると言う作業もあったのである。
具体的にいうと大道具と共に客席のベンチなんかも一緒に作らねばならなかったのである。
しかも我々はたった二人のユニットである。慢性的マンパワー不足は当時は今よりひどかった。声をかけられる知り合いもほとんどいなかった。仕方ないので二人で交互にアトリエに泊まり込み、徹夜で作り物に精を出したりして、何とか本番に間に合わせたのであった。

芝居の内容はゲストに女優さんを呼んで、割とスケベったらしい内容であった。
舞台は会社の就職説明会という態で、集まった観客がつまり就職希望者たちという形で始まる。
色々と好き勝手喋ったオッサンが質問を促すと、客席から一人の女が手を挙げ、「私を覚えてますか?」と聞く。実はその女はかつて面接官のオッサンの愛人として、手ひどい目にあわされた過去をもっていたのだった……

我々がやってるのは芝居であって、ポルノ作るつもりはない。ストリップをやる気もない。そっちにはそっちのプロフェッショナルがいて、我々はその方面には素人である。
では我々がセクシャルな内容を扱う時、どうあるべきか?実際に女が脱いだりはしない。直接的な表現はしない。しかしセリフと物語を上手に使えば、直接脱いだり触ったりするよりも興奮させる事はできるんじゃないか?
……そんなような事を考えて作った芝居だった。
暗く、インモラルな内容であった。
そんな作品を旗揚げでやるのもいかがなものかとも思うが、「才能の巣」だって結構インモラルである。ようは当時の我々の作風自体がインモラルだったのである。

ともかくもこの舞台でもって「ダブルエッジ」は出発した。
んで、インモラルばっかりもいかんだろと、旗揚げ第二弾は思いっきり明るく楽しく、おもしろ方向に舵を切ってダブルエッジの幅を見せようと張り切るのであるが、その時点で本番まで残り二ヶ月、台本は一行も書けてない状況で大慌てで準備に取りかかっていくのであった。
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by w-edge-t | 2013-05-07 12:27 | 時には昔を思い出す


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高山なおき プロフィール

ダブルエッジ 作家
1969年7月6日生まれ

主な作品
○映画
「娘道成寺~蛇炎の恋~」(高山由紀子と共同)

○演劇
「ダブルエッジの忠臣蔵!」
「輪廻くん」
「天気待ち~waiting for the sun~」(奈良橋陽子と共同)  他

○ラジオドラマシナリオ
NHK-FM「魔法の王国売ります!」他

○テレビドラマシナリオ
NHK「ゴーストフレンズ」 他

○ゲームシナリオ
東芝EMI「ずっといっしょ」

○小説
ZEST「ずっといっしょ~秘密の星空~」

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