ただいま稽古中

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さて、いよいよ今週末に本番を迎えるダブルエッジ2013公演「ただいま使用中」、ただいま我々は日々稽古に精進中である。

改めて皆さんに「ただいま使用中」をご紹介したい。

ふらりと立ち寄った公衆便所、そこに置かれたカバンには、1000万の現金と携帯電話が入っていた!
驚きうろたえる男に携帯からの声が語りかける。
「ゲームをしてみないか?」
事件に巻き込まれた男はこのまま流されるのか、踏みとどまるのか?

……とまあ、物語はこんな感じである。
サスペンスっぽいあらすじだが、実態は割とコメディよりである。
現場では「イッセー尾形で始まり、ドリフで終わるような作品」を合い言葉に稽古を重ねている。
つまりは「限られたシチュエーションでどれだけ遊べるか?」がテーマである。
物語の大半がトイレの個室内、しかも人物も一人で進む。
しかし決して肩肘張った難しい物ではなく、気軽な楽しい舞台を目指して製作中である。

出演者も紹介しておきたい。
写真左が今回のゲスト、岩男考哲氏である。
電話の向こうからゲームに誘う謎の人物を演じる。主に声の出演だが無論実際に舞台上に登場するし、見せ場も用意されている。
写真右はおなじみダブルエッジの相棒、田辺日太である。
狭い空間で便器相手に奮闘する主人公である。

残りあと数日、全力で内容を詰め、少しでも完成度の高い物をお見せする所存である。
ぜひ皆様と劇場でお会いできますよう祈りを込めて……
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# by w-edge-t | 2013-07-29 11:15 | 芝居の現場で考えた

8月公演「ただいま使用中」

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のっけからアレな写真で申し訳ないが、これぞ8月公演「ただいま使用中」稽古の様子である。
前回の記事のチラシの画像、コピーでお分かりの通り、今回のお芝居、舞台がトイレである。
より正確に言うなら「公衆便所の一室」である。
この究極に狭くて究極にプライベートな空間で起こる物語、それが「ただいま使用中」である。
ダブルエッジならではの「ワンシチュエーション」で「少人数」のドラマ。
下らん事を真剣にやる芝居作り。
そんな作品を目指して現在鋭意製作中なのである。

写真に映っている「便器」は今回の作品のために購入した。
購入にあたってはお店に電話をし、「あの〜、inaxの**というモデルなんですけど、これの排水口って腕が入りますかね?」などという質問を繰り出して女性オペレーターを困らせたりした。
ともあれ、これから稽古でトイレを隅から隅まで熟知して、本番では華麗なトイレワークをご覧にいれたいと思う。いやまあ、華麗かどうかはわからんが。

楽しいお芝居にしたいと思う。
どうかご期待頂きたい。
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# by w-edge-t | 2013-07-12 11:44 | 芝居の現場で考えた

告知

今年はこんな感じで勝負します。
よろしくお願いします。
「よし、いっちょ観に行ってみようか」
と思われた方は、ご来場の日時、人数、氏名をメールして頂けると助かります。
アドレスは以下の通り。

naoki-takayama@mail.bbexcite.jp

あ、もちろん、予約なしに当日ご来場でも大丈夫ですよ。
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※6/26 記載漏れがあったので画像データを差し替え
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# by w-edge-t | 2013-06-24 09:33 | 芝居の現場で考えた

時は移ろい世界は変わる

そんな大袈裟な話かどうかわからないが、煙草をやめて3年ほどになる。
その前はヘビースモーカーだった。およそ20年くらい途切れる事なく吸ってきた。最後の方は一日に3箱ぐらい吸ってたと思う。ほとんど途切れる事なく咥えていた。
それがまあ、タバコ税値上げ辺りで嫌気がさして禁煙に踏み切ったのだった。
1日3箱からいきなりゼロへというのはさすがに自信がなかったので、当時ちょっと流行っていた電子タバコというのを利用した。
あれはカートリッジに入った味付きの水を水蒸気にして吸い込む仕組みで、ニコチンやらタールやらは全然ないのである。禁断症状に対しては何の効果もないが、口寂しさを紛らわせるにはいいものであった。
で、そんな移行期間を経て禁煙、その後電子タバコも吸わなくなり、綺麗さっぱりその種のものをやめてしまった。
禁煙してみて、振り返って思うのは、巷間言われる「3日目が一番辛い」は真実だった、という事である。後から考えると山は3日目だった。やめて3日目が一番吸いたくなる。その後はそれ以上の切羽詰まった欲求は襲ってこなかったように思う。
ただ、自分では「止めた」という意識はなかった。
これは一時的な禁煙であって、いずれそのうち、また気が向いたら吸おうと思っていた。
タバコ自体を嫌いになったわけじゃないので、永遠にお別れという意識はなかったのである。
実際、今でもタバコが嫌いなわけじゃない。よく禁煙するとタバコの匂いも嫌いになるなんて話も聞くけれど、俺は全然そんな事はない。
出先で喫煙所とかあって、もうもうと煙が立ちこめている場所のそばを通ったりして、プ〜ンとタバコの匂いが漂って来たりすると、今でも「うわあ、いいにおい」と思うのである。打ち合わせの席で相手がタバコ吸ってたりしても、気持ちよくなる事こそあれ、不快な思いなど一つも持たない。その意味では今でもタバコが好きなのである。
吸いたくて夢に出るというような事はないのだが、嫌いだとも思わない。タバコとの距離感はそんな感じである。
じゃあいつもう一度吸い始めるのか?
そう思って改めて色々考えてみると、そこで「世界が変わった」事に気付いた。

かつてタバコはカッコいいものであった。
最近、レンタルビデオで昔の石原プロのドラマなんか見る機会があったのだが、もう渡哲也なんてシーンが変わって出てくるたんびにまずタバコの箱を取り出し、そこから一本出して口にくわえ、おもむろに胸を探ってライターを取り出し、火をつけ、タバコにかざして火を移し、思い切り吸い込んで大量の煙を吐き出す……、という一連の所作をするのである。場面によっては更に何口か吸う。場面によってはそのまま吸い続けて無言のまま消すところまで行く事もある。1時間ドラマの中で下手すると5回ぐらい上記の手順を繰り返す。1回2分としてそれだけで10分潰れるのである。そりゃ男たちは寡黙でも間が保つよなという感じである。
どこででも吸う。相手も吸う。持ってなくても吸う。相手も持ってるからもらえるのだ。或いは相手にあげる場合もある。とにかく吸う、皆で吸う。思い思いにカッコを付けて吸う。
高級なライターを持っている。それぞれにカッコイイものを持っている。慣れた手つきで火をつける。持ってなくても誰かが持ってて差し出してくれる。それもなければマッチがもらえる。喫茶店には必ずマッチがあった。タダでもらえた。咥えれば火をつける手段はどこにでもある。
吸えば灰皿が出てくる。すっと灰皿を出すのがさも女のたしなみとでも言わんばかりに女たちが笑顔で灰皿を差し出す。外なら地面に捨てる。誰からも文句は言われない。

無論これが全て現実だとは言わない。石原プロ的誇張はある。あるがしかし、まんざら嘘でもない。タバコはカッコいいものだった。どうしてカッコ良くいられたのか?手間のかからないものだったからではないか?
ライターも灰皿も、なければないなり、どうとでもなるものだった。下手すりゃタバコ自体ももらえるものだった。だからカッコ良くスマートに決める事ができた。
今はどうか?タバコ吸おうと思ったら、まず喫煙所を探し、そこに移動して、自分のタバコに自分のライターで(自分のではあるが大抵は100円ライターだ)火をつけて吸い、場所によっては灰皿も持参して吸い殻を回収して帰る。
全然スマートじゃない。
煙草自体は変わらなくとも、その周囲の状況が変化してしまった。今、煙草をカッコ良く吸う事、スマートに決める事は不可能に近い。

多分社会は意識してそのように変化したんだと思う。喫煙人口を減らすためには、スマートに吸える環境自体をなくす事に意義がある。だから今の社会になっているんだと思う。

そして俺自身も、今改めてタバコを吸おうと思うとき、その手順の多さというか、準備しなければならない事柄の多さに、嫌気がさして吸う気が起きないというのが現実だ。気の向いた時にすっと咥えて一服したいのだ、わざわざ喫煙所探して、携帯灰皿持ってるかどうか確認して、それから吸いに行くとか、まどろっこしくてやってられない。

俺自身は変わってないつもりだ。相変わらずタバコの匂いは好きだし、オイルの切れた愛用のジッポーは、今なお部屋の棚に飾られている。
だが社会が変わってしまった。もうタバコを吸う社会は戻ってきそうにない。俺が吸いたいようにタバコを吸える時はもう来なさそうだし、嗜好品なんだから吸いたいように吸えないなら、吸わない方がいい。

健康にも良さそうだし文句があるわけでもない。今の社会の方がかつてのどこ行っても煙モクモク社会よりあり方としてはましだと思う。
ただ社会は変化してしまってもう戻ってこない。その事実を思うと、ふと目を細めてしまう自分がいるだけだ。
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# by w-edge-t | 2013-06-13 11:46 | 日々の暮らしで考えた

ただいま執筆中、ですが……

ダメだ。
なんつーかダメ。

なんだろう、その、……オリジナルの新作を書いているのですよ。
全く新しいヤツを。
誰の真似でもない、オリジナルなヤツを書く訳ですよ。
俺の本なんだから、俺の好きに書けばいいんですよ。
でも、
それじゃダメなんだな。
全然ダメ。

新作の、新しい、オリジナルの、どこにもない作品を一つ作り上げようとする訳ですわね。
作り上げようとしてるのは俺なんだけれども、出来上がるのは俺とは切り離された一つの本。
俺とは関係なくそこに存在する一つの物語として完成する筈の物であって、それを俺が俺の自由にしていい訳はない。
その本がその本として完成するための正解はきっとある。俺の仕事はその正解を見つけ出して記録していく事だろうと思う。
好きに書いてるうちはまだ考えが足りてないんだよきっと。
好きも嫌いもない正解を積み重ねていかなきゃいかんのだよ。
あらゆる可能性を考慮して、あらゆる間違いを排除して、最後に残った正解だけを積み重ねていくのだよ。
そうしなきゃ納得のいく本なんぞできあがらない。納得できなきゃとても人様に見せられない。

わかっとるのかね、俺?

んまあさあ、愚痴の一つも言いたい状況がなくはない。
こんな時に限って色々やんなきゃならん雑事が押し寄せてきたりするんだ。
でもま、やるしかない。いいわけしても仕方ない。
いいわけしたって正解しなくていい事にはならない。相変わらず、きっとどこかに正解はある。
時間があろうがなかろうが、集中できようができなかろうが、正解を見つける事しか俺のやるべき事はない。
くじけるな、やり直しを恐れるな。まだ時間はある。

頑張れ、俺。
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# by w-edge-t | 2013-05-30 22:30 | 芝居の現場で考えた


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高山なおき プロフィール

ダブルエッジ 作家
1969年7月6日生まれ

主な作品
○映画
「娘道成寺~蛇炎の恋~」(高山由紀子と共同)

○演劇
「ダブルエッジの忠臣蔵!」
「輪廻くん」
「天気待ち~waiting for the sun~」(奈良橋陽子と共同)  他

○ラジオドラマシナリオ
NHK-FM「魔法の王国売ります!」他

○テレビドラマシナリオ
NHK「ゴーストフレンズ」 他

○ゲームシナリオ
東芝EMI「ずっといっしょ」

○小説
ZEST「ずっといっしょ~秘密の星空~」

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